結婚4年目になる私たち夫婦の結婚記念日は1月1日。絶対忘れることはなさそうだし、なんとなく縁起もよい感じがしてその日に決めました。
でも、その日は現実的には「元日」としてお互いの実家への挨拶まわりやらで2人でしっとりお祝いするなんてことはできていませんでした。ちょっと残念だね、失敗だったかななんて話すこともありました。
結婚3年目にして私が妊娠し、次の1月1日が夫婦2人だけの最後の結婚記念日という年。今度もまあ実家への挨拶で終わるだろうと思っていた私は、特に何の感慨もなく年末を迎えました。
12月31日の夜、年越し蕎麦を食べながら、明日は何時頃に挨拶に行く?と夫に聞いたところ、明日は挨拶まわりはなしだよ、と言われました。挨拶は1月3日に行くとお互いの実家には連絡済みとのこと。じゃあどうするの?と聞いた私に、とりあえずオシャレして、夕方からお出かけだよ、とだけ言う夫。
翌日、言われた通りに大きなお腹でもできる精一杯のオシャレをして、夫についていきました。電車に乗って辿り着いた先は、私が普段から憧れを口にしていた高級ホテルのレストラン。キザなことが苦手な夫は、素っ気なく「子ども産まれたら当分来られないからね。一応、結婚記念日だし。最後の贅沢」とつぶやきました。
ノンアルコールの食前酒を飲みながら、初めて2人で経験するロマンティックな結婚記念日に涙が止まらず。。食後にはなんとホテルの部屋も予約してくれていて、恋人時代にも泊まったことのない豪勢な部屋に宿泊。出産を控えてナーバスになっていた私の心を癒してくれました。
この経験だけで、これから先の結婚記念日がど
んなにバタバタしたものでもいい、と心から思ったプレゼントでした。これ以上のプレゼントはこの先きっとないよ、と私が言うと、産まれてくる子どもがいちばんのプレゼントだよ、とこれまた感動の切り返し。死ぬまで忘れられないプレゼントとなりました。