遠距離恋愛の彼から貰った真心

昔に付き合っていた彼氏から貰ったプレゼントの思い出です。

私は田舎、彼は都会に住んでいました。
田舎には楽しい施設もショッピングする場所もほぼありません。
ウインドウショッピングさえ満足に出来ないのですから世間にはどんな品物があるかなんて
よくわからないし正直な話、興味も沸かなかったです。

一方都会に住んでる彼の周りには歩いて行ける範囲に様々な施設やお店が立ち並び
どんな品物でも簡単に手に入れる事が出来ます。
世間ではオタクと言われる彼氏はフィギュアという種類の人形を沢山集めていました。
私の住んでる場所では見ることもない品物です。

彼はよく写メールで買った物を見せてくれ、その中にフィギュアもありました。
フィギュアはまるで絵がそのまま外に出てきたかのような素敵な人形で
私はウットリとその写メールを眺めていたものです。

ある日私に大好きなキャラクターが出来ました。
ゲームの中に登場するとても可愛い猫のキャラクターです。

「これもフィギュアで売っているのかな?」

私は彼に質問すると どうやらすでに販売していましたが
人気のためにもうどこでも売り切れてるそうです。

それから休日になると、いつも一緒に電話やメールをしていた彼からの反応が
鈍くなってきたのです。
いつもならすぐに返事くれるのに・・・やっぱり遠距離は難しいのかなと
不安になる日々を一人過ごす休日も珍しくありませんでした。

それから半年経ったクリスマスの日。
住んでる場所が遠すぎるせいもあり、会う事は出来ませんでしたが
夜は彼と電話をする約束をしていました。

昼間のんびりと過ごしていましたら私宛に宅配便が届きました。
差出人は彼からです。
もしかしてプレゼントかな?なんて嬉しい気持ちで開けたら
なんと半年前に欲しがった猫のキャラクターのフィギュアなのです。
私は嬉しさをこらえきれずにまだ仕事中の彼に感謝と驚きの電話をしてしまったのです。

仕事中の彼はちょっと困ったような感じで
半年間仕事が休みの日はずっと探していたこと、私が喜ぶ顔を想像しながら送った事を話してくれました。

私はこんなに嬉しいプレゼントは初めてでした。
こんな苦労してまで探してくれた感謝は計り知れない
なのにたかがメールの返事が遅れるくらいで不安になる自分の小ささを反省しないと。
そう決心したクリスマスプレゼントでした。

そのフィギュアは今でも飾り棚の中で輝いて見えるような気がします。

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