思いがけないプレゼント

結婚して数年が経ち、小学生と幼稚園児の子供がいます。
主人は仕事が忙しく、朝は早くて夜も遅いため、休みの日もゴロゴロしていることが多いです。休みの日ぐらい子供の面倒を見て欲しいのですが、朝からゴロゴロしている主人を見るとイライラしてしまいます。特に下の子が生まれてからは、育児のストレスが大きくなり主人にあたってしまうことが増えました。
私としては子育ての愚痴を聞いてもらいたい。「いつもありがとう。」と言葉をかけてもらいたい。ただそれだけなのですが、主人はグチグチと子育てのイライラ話を聞きたくないようで、「俺だって疲れてるんだ。」と怒鳴られたことがありました。
もう少し私にも疲れている主人への思いやりが必要だったのかもしれませんが、それは主人にも言えることです。
お互い疲れて余裕がなくなっていました。
新婚当初はラブラブで、いってらっしゃいのチューも欠かさずしていましたが、今では見送りすらしなくなっていました。
結婚記念日も子供が生まれる前はプレゼントを贈りあって祝っていましたが、子供が生まれてからはすっかりしなくなりました。
育児に追われて結婚記念日がいつだったかも忘れていました。
ある日、主人が仕事に行った後ふと見ると、テーブルの上に私への手紙と紙袋が置いてありました。実はこの日は結婚記念日だったのです。
私がすっかり忘れていた結婚記念日を、主人はしっかり覚えていたのです。
主人は私と話し合いたかったようです。でも関係が悪化しているので話を切り出せず、話し合うきっかけとしてこのプレゼントを用意したようです。
手紙には結婚してから子どもが産まれ、今に至るまでを振り返った内容が書かれていました。忙しさを理由に子育てに協力してこなかった反省と、今までの私への感謝の気持ちも書かれていました。まさかそんな風に思っていたとは知らずに、嬉しくて泣きながら手紙を読みました。
紙袋の中には私が大好きな洋菓子が入っていました。デパートでしか買えないもので、いつも食べたいと言っていたお菓子です。私が食べたいと言っていたことを覚えてくれていたようです。嬉しかったです。聞き流していると思っていましたが、ちゃんとささいな話も聞いてくれていたのです。
主人からの手紙を読んで、私にも反省する点がたくさんあることに気づかされました。
この思いがけないプレゼントがきっかけで、お互いに話し合い、今では良好な関係を築けています。

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